書評

手前味噌な話で申し訳ないが、ずいぶん前から頼まれていた書評を先々週末に書き上げ、先週末には『じゃかるた新聞』に掲載された。プラムディヤ・アナンタ・トゥール(押川典昭訳)『ガラスの家』(めこん、2007年)の書評だったのだが、カミさんがPTA仲間のお母さんに「難しくて分かんな〜い」という感想を頂いてきた。在じゃかるた的日本人の皆さんが、お、面白そうだな、と思い、読んでくれるように書かなければならなかった訳で、反省しきりである。書きたいことは山ほどあり、しかし規定の文字数に収めるため、あれを切りこれを詰めということに気を取られ過ぎていた気がする。視野が狭いな、と思うた。