グス・ドゥル逝く
インドネシア共和国第四代大統領をつとめたアブドゥルラフマン・ワヒッド大統領（グス・ドゥル）が、一時間ほど前に亡くなった。彼の功罪はこれから問われるべきだろう。金に汚いとかいろいろあったけれども、個人的には好きな人だった。
1980年代の彼の著作はとても刺激的だし、彼の支持母体であり、伝統派イスラム団体としばしば言及されるナフダトゥル・ウラマ NU に、新鮮な（斬新なと言った方が良いかもしれない）風を吹き込んだ。とりわけ彼が進めようとした、社会的に排除されていた元共産主義者（あるいはそう見做された人達）との和解は、評価されるべきである。いつかはインドネシア国内でも評価されるようになってほしい。
今は故人の冥福を祈るばかりである。
（追記）亡き骸はジョンバンに葬られるらしい。
今朝のハリム空港までの道は、かなり軍が出て警備してました。
飛行機で行くのかな。
おはようございます。今日の夕方までに埋葬しなければならないのですから、やはり飛行機でしょう。と、Tempo Interactif によると8時前にハリムに着いたようです。今日の新聞はどこもGus Dur特集でしょうね。
お昼もTVでずっと様子を放映してました。