岡崎市立中央図書館、MDIS、警察&検察
個人情報の漏洩が発覚したあと、時間はかかったものの、だいぶ新聞にも取り上げられ、MDISも不十分ながらも謝罪会見を行なったりした事件。でも、Librahack氏にたいする冤罪による起訴猶予という問題は片付いていない。事件については、岡崎市立中央図書館事件等 議論と検証のまとめを見てもらいたい。
ここに来て、当事者のlibrahack氏がようやく動いた(朝日新聞の「岡崎図書館問題 起訴猶予の男性、謝罪要求」)。ただ、氏は謝罪要求しているというよりも「これが前例となって、他の技術者の皆さんに迷惑がかかること」、「今後ほかの技術者の皆さんが、同じ状況に出くわしたときに、私と同じように逮捕され、犯罪者とみなされてしまうこと」を心配し、「公式に『これは犯罪ではありませんでした』と発表」されることを望んでいる(私にとって重要なポイント(朝日新聞記事))。
より広いIT、その発展、法律などなどより広い文脈では、岡崎市に求められているものは何か 岡崎図書館事件(12)をはじめとする高木浩光@自宅の日記を参照されたい。
岡崎市立中央図書館、MDIS、警察&検察はどうしたいのか、どうもしたくないのか? 当事者のlibrahack氏、高木氏はじめこの事件を検証、追跡されている方たちの危惧を彼らは理解できているのだろうか? その場凌ぎは、後々ん十倍、ん百倍になって帰ってくることを、少なくとも僕は実体験より学んでいる。