シュールレアリスム展に行ってきた

本当は渋谷の文化村ザ・ミュージアムでやっている「フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展」に行こうと思っていたのだが、最寄りの駅に行く途中で、たまたま友人から電話があり、フェルメールは《地理学者》の一枚だけなので、むしろ国立新美術館で開催される「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」が評判良いと聞いて、そっちに行ってきた。カミさんと子供二人も一緒。小五になる上の子はそれなりに変な絵を楽しめたっぽいが、保育園年長の下の子には流石に無理だったか。わさわざだっこして「ほぅら変な絵だねぇ」などと言ってはみたものの、すぐに飽きていた。カミさんはあまり好きではなかったらしい。まぁ好きとか嫌いとかそういう芸術ではないからなぁ。

ところで、会場に小学3〜4年生の女の子とお母さんがいて、このお母さん芸術教育に熱心なのかシュールレアリスムに余程思い入れがあるのか、その女の子に作品の解説を細かくしていた。いくらなんでもその女の子の年齢では分からんだろう、というか言語化できんだろ、ってか言語化なんてしなくてもいいんじゃね。変な絵だね、あははははで良いのではないか、あはははは、と思ったのであった。アンドレ・ブルトン大好きなお母さんというのは、しかし、なかなかシュールではある。