Category: Southeast Asia

WikiLeaks

駐アフガニスタン米非公開軍の機密文書をリークして話題となっているWikiLeaksだが、インドネシア―ティモール・レステ真実友好委員会の最終報告書(Final Report of the Commission for Truth and Friendship Indonesia-Timor Leste 2008)もリークさせている。これは、東ティモールにおける人権侵害事件(と書くと聞こえは良いが、実際は主にインドネシア国軍と配下の民兵による虐殺・虐待・レイプ事件)について調査をした委員会の報告書で、非公開とされていたもの。 2009年には一度リークされていたことを確認していたが、文書自体は入手できなかった。WikiLeaksが資金難などで活動が停滞していたのかもしれない。 リークされているものなので、リンクは張らないが、興味のある人は検索するなどしてほしい。

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gowes

Kompasに“Gaya Hidup: 20.000 Pesepeda Ikut Gowes Bareng Kompas”という記事があった。サインクリング・イベントというのは内容と写真から分かったのだがgowesってのが分からんかった。 早速ググってみたら、一昨年にインドネシア語の中庭ノートで取り上げられていた。流石と言わざるを得ない。 すると、Gowes Bareng Kompasは「コンパス・サイクリング・ツアー」とか「コンパス・ファンライド・ツアー」とか訳せば良いのかな(逐語訳ではないが)。TOKYO CITY CYCLINGみたいなもんだな。

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Ulama Malaysia Larang Kaus MU

MUつまりマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、そしてブラジル、ポルトガル、セルビア、ノルウェーのサッカー・ナショナルチームのユニフォームをムスリムが着ることはイスラムで禁じられている、と呼び掛けているウラマーたちがマレーシアにいるらしい。理由は、十字架や悪魔がエンブレムに描かれているからだという。 悪魔もだめなのだな。とすると、FreeBSDも禁止だな。

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Idham Chalid逝く

kenken31氏のつぶやきで知ったのだが、NUの指導者の一人でスカルノ時代〜スハルト時代を通じてインドネシア政界でイスラム勢力を代表していたイドゥハム・ハリッド(Idham Chalid)氏が、昨日亡くなった。Kiai Haji Idham Chalid Wafat @Kompas 恥かしながら、kenken31氏同様「まだ生きていたんだ」と思ってしまった。何せ、Gus Dur の前のKetua Umum PBNUであるからして。もう二十年ほど前の「インドネシア語中級」の授業で、彼の名前が出てきたときにイドゥハム・ハリッドかチャリッドかで議論になった(議論しても仕方がないのだけれど)ことを思い出しつつ、故人の御冥福をお祈りいたします。

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Indonesia Festival 2010

丁度一週間後の7月10日(土)・11日(日)に、代々木公園で「インドネシア・フェスティバル2010」というのを開催するらしい。主催はインドネシア大使館。

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頂いた本

本日、本を送っていただいた。 小林寧子『インドネシア―展開するイスラーム 』(南山大学学術叢書) 名古屋大学出版会、2008. [ISBN: 4815805962] この本についての書評は、 佐々木拓雄「小林寧子著『インドネシア — 展開するイスラーム』(書評)」 『アジア経済』 50(7)、2009年7月、61〜66頁。 見市建 「書評:小林寧子著『インドネシア展開するイスラーム』2008年」 『東南アジア研究』47(1)、2009年6月、111〜113頁。 後者の見市氏による書評は、東南アジア研究のサイトからPDFでダウンロード可。

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Hassan Tiro

アチェ独立運動(GAM)の一指導者だったハッサン・ティロが先週亡くなっていた。友人がアチェの研究をしていることもあり、多少なりともアチェの分離独立運動のことを知っているので、また一つの時代が終わった感がある。 アチェの分離独立運動は、2004年末のスマトラ沖地震とそれによる津波でアチェが甚大なる被害を受け、それを機に独立云々より人々の生活の立て直しが第一として終息した。だからと言って、アチェ独立運動とインドネシア(国軍)の戦闘(あるいは後者の掃討作戦)で多くの命が奪われ、生き残った人々に心の傷が残っていることを、とりわけインドネシア政府、インドネシア社会は忘れてはならない。 アチェ独立運動しかり、東ティモール植民地化しかり、1965年9月30日事件とその後の大虐殺しかり、パプア問題もしかり、である。書籍の発禁によって、なかったことにできる問題ではない。

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