ここのところ河口慧海の『チベット旅行記』講談社学術文庫全5巻を電車の中で読んでいたのだが、読み終わってしまったので、amazon.co.jpで本を購入した。 ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ(工藤幸雄訳)『ポルノグラフィア』河出書房新社、1989年。[ISBN: 4-309-20137-7] フランシスコ・アラヤ(松本健二・丸田千花子訳)『仔羊の頭』現代企画室、2011年。[ISBN: 978-4-7738-1010-3] ゴンブロヴィッチのは前から読みたかったのが、ちょうど古本で手頃な値段で出てたので買ってみた。ポーランド文学ははじめて(少なくともそうと認識して読むのははじめて)。もっともポーランドでも“主流派”ではないのは承知の上。とても楽しみ。 アラヤ「仔羊の頭」は、先々週の朝日の書評に出ていて、面白そうだと購入。1940〜50年代に書かれたものの出版された(できた)のは1978年という、スペイン内戦を描いた短編集。これまた楽しみ。
Read Moreジャカルタはじめインドネシアでは、日本では考えられないくらいお安くマッサージをしてもらえる。 今年になってからジャカルタに日本式の按摩治療院ができた。へぇ、と思っていたら、JICAの仕事をしていたときに知り合った藤浦さんが開いた治療院だった。2〜3月にインドネシアに行ったときにも行ってみたが、今月頭に行ったときも行ってみた。日本伝統按摩治療院「匠TAKUMI」のweb siteはこちら。 こちらがその藤浦さん。おとなりは奥さん、ではなくて受付の女性。 藤浦さんは、かつて海外青年協力隊の隊員として、ジャカルタの東ブカシにある視覚障害者職業訓練施設で指圧を教えていた。その後「匠」を開院したのだが、ここで按摩をするスタッフはその施設出身の視覚障害者の方々だ。二度行って、男性と女性に按摩してもらったが、とても良かった。藤浦さんにやってもらったことがないので、遜色ないとは言えないけれども、ホント上手でした。 ジャカルタにいらっしゃったら、是非行ってみてください。ホント、お勧めです。
Read Moreとかいうコピーがかつてあったよな。 店の前で屯している若者といい、日本のセブン・イレブンの日常風景みたいだが、店内にも(mini stopみたいに)席があることが分かる。インドネシアのセブン・イレブンだ。インドネシアでは昨年から急速に増殖している。店内だけでなく、店の外にも通常はテーブル&チェアがあり、ショッピングセンターのカフェなどに行くほどでもない若者が屯している。セブン・イレブンでWifiまで提供しているので、時間は潰し放題。
Read More本当は渋谷の文化村ザ・ミュージアムでやっている「フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展」に行こうと思っていたのだが、最寄りの駅に行く途中で、たまたま友人から電話があり、フェルメールは《地理学者》の一枚だけなので、むしろ国立新美術館で開催される「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―」が評判良いと聞いて、そっちに行ってきた。カミさんと子供二人も一緒。小五になる上の子はそれなりに変な絵を楽しめたっぽいが、保育園年長の下の子には流石に無理だったか。わさわざだっこして「ほぅら変な絵だねぇ」などと言ってはみたものの、すぐに飽きていた。カミさんはあまり好きではなかったらしい。まぁ好きとか嫌いとかそういう芸術ではないからなぁ。 ところで、会場に小学3〜4年生の女の子とお母さんがいて、このお母さん芸術教育に熱心なのかシュールレアリスムに余程思い入れがあるのか、その女の子に作品の解説を細かくしていた。いくらなんでもその女の子の年齢では分からんだろう、というか言語化できんだろ、ってか言語化なんてしなくてもいいんじゃね。変な絵だね、あははははで良いのではないか、あはははは、と思ったのであった。アンドレ・ブルトン大好きなお母さんというのは、しかし、なかなかシュールではある。
Read More