ジャワ、汽車の旅(フィルム編)

一ヶ月ほど前に、その道のプロに連れていってもらった汽車の旅。撮影したフィルム(モノクロ)を現像しました。 時系列は逆になるけれども、アンバラワのラック式機関車。 その前日、ジャカルタのガンビル〜ソロのバラパンまで乗った、Nusantara。スハルト時代の大統領専用車両は続きに。

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TK/SD Batulis 2

前回の続き。ようやくフィルムを現像してスキャンした。

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TK Batulis

小説家・ジャーナリストのユディスティラ・ANM・マサルディ夫妻の経営するバトゥリス幼稚園。小学校もある。もともと貧しくて幼稚園に行けない子供が「基本的学力(読み書き)がない」という理由で公立小学校にさえ入学拒否される現実に対処するために立ち上げた幼稚園。ようやく子供たちの写真を撮りに行けた。フィルムでも撮ったのだが、現像&スキャンする余裕がない。 この子は恥しがって皆と一緒に「撮って、撮って」攻撃をしなかった。だからこそ一枚。 写るのはオレだけだ的なポジション争い。

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無事帰国、家族も無事

大変なことになった。昨夕、ジャカルタでNHKの地震報道を見つつ、帰国準備。出発すべきかどうか迷ったが、大韓航空なので兎も角仁川までは行けるのだから出発した。結局、定刻通りに成田着。カミさんが車で出迎えてくれた。 茂原はほとんど被害なし。不幸中の幸い。

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バンドンとかブカシとかで買ったり頂いた本

Gramedia, Bandung で。 Gitanyali. Blues Merbabu. Jakrta: KPG, 2011. [ISBN: 978-979-91-0315-4] Nia Dinata (ed.) Arisan!: Skenario dan Kisah-kisah di Balik Layar. Jakarta: Gramedia Pustaka Utama, 2004. [ISBN: 979-22-0872-0] Kalyana Shira Films (ed.) Berbagi Suami, Sebuah Film Karya Nia Dinata: Fenomena Poligami di Indonesia (Skenario dan Cerita di Balik Layar). Jakarta: Gramedia Pustaka Utama, 2004. [ISBN: 979-22-1924-2] 一冊目は二月に出版されたばかりの本。anak PKIのおじさんが書いたメモワール的小説。だが深刻ではなく、相当ポップに書いている。下ネタ多し。それが逆にほとんど書かれないことを浮び上がらせてるとも読めるか。 バンドゥン帰りにブカシで下車、ユディスの家に行ったら、本を頂いた Yudhistira ANM Massardi. Arjuna Mencari Cinta: Trilogi Komplet. Jakarta: Gaya Favorit Press, 2004. [ISBN: 979-515-338-2] 三部作を一冊にまとめたもの。日本語では第一・二部は翻訳されている。

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君、何を思うや、誰を想うや

バンドゥン行きの汽車に乗るためにガンビル駅まで来たのは良いが、渋滞度合いを読めずに一時間以上早く着いてしまった。暇潰しに、先週末アンバラワで撮影した汽車以外の写真を。 今回の企画をしてくださった、その道のプロの方の秘書の方。通訳として付いて来てくれたそうだ。憂いのある良い表情をしているようだが、本当はカッタルイ!とか思っていたのかも知れぬ。 汽車に乗ってきちゃった子供たちの中でもっとも図々しく、客車の中まで入って来た子。一回500万ルピアで借り上げた汽車に乗っている日本人と自分の境遇を照し合わせているかのような…、そんなことないか?

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今買った本@Gramedia, Plaza Semangi

明日からバンドゥンに行くため、特急のチケットを買いにガンビル駅まで出たついでに、プラザ・スマンギに寄った。ここのGramediaは近くに大学があるせいか、あるいは客層が若いからか、ちょっと品揃えが他の店舗と違ってたりする。 Candra Gautama, Nanang Junaedi, Muhammad Taufiqrohman and Ana Nadhya Abrar (eds.). Ashadi Siregar:Penjaga Akal Sehat dari Kampus Biru. Jakarta: KPG, 2010. [ISBN:978-979-91-0259-1] Gerson Poyk. Keliling Indonesia: Dari Era Bung Karno sampai SBY. Jakarta: Penerbit Libri, 2010. [ISBN: 978-979-687-786-7] Ajip Rosidi. Mengenang Hidup Orang Lain: Sejumlah Obituari. Jakarta: KPG, 2010. [ISBN: 978-979-91-0222-5] かつて1965年の動乱期のインドネシアを舞台とした小説を書いた人たちの著書、ないしその人についての本(一冊目)。アイップの本の最初は、プラムディヤ、次がレンドラについて。 (3月7日追記)最初のプラムへの追悼文を昨晩読んだ。もともとは Horison に掲載されたもの。1960年代のプラムについて非常に同情した書き方をしており、プラムが共産主義者ではないことを強すぎない程度に提示しようとしているようだった。プラムの個人生活についてなど、知らなかった情報もあった。

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