ドキュメンタリー映画『マージナル=ジャカルタ・パンク 2014年春版』

6月12日に、渋谷UPLINKで上映された「マージナル=ジャカルタ・パンク 2014年春版 Jakarta, Where PUNK Lives – MARJINAL」を観てきた。ドキュメンタリー映画の題材であるインドネシアのMarjinalというパンク・バンドは非常に興味深い。上映後に行なわれたミニライブで披露された彼らの音楽も(チューニングの狂いはさておき)楽しかったし、彼らの思いの溢れるメッセージ・ソングだった。スハルト政権末期に拉致・レイプ・殺害された女性労働活動家マルシナについての曲など、「あぁ、まだ忘れていない人がここにもいた。」と感慨深かった。僕はインドネシアを研究してはいるが、インドネシアの音楽シーンに詳しいわけではない。それに音楽は好きだが、とりわけてパンクに詳しいわけでもない。けれども、視聴後、妙な違和感に襲われたので、その違和感を自分で整理するために言語化(テキスト化)を試みよう。

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Dark Side of Paradise

Dark Side of Paradise from Channel News Asia.

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カンボジア、ポルポト時代を描いた小説

ヴァディ・ラトナー著(市川惠理)『バニヤンの木陰で』河出書房新社、2013年。[ISBN: 978-4-309-20647-9] 僕と同年代の著者は、75〜79年にクメール・ルージュの支配を経験し、81年に母と共にアメリカに脱出した。その頃の僕は、今考えると大した悩みもなく、のほほんと田舎で暮していたわけで、その経験の密度の差に愕然とする。 この自伝的小説の原著は英語で書かれている。著者が中学に上がるくらいの年代からアメリカにいたのだから、当然と言えば当然なのだが、カンボジア人がカンボジアでの生活を描くのにクメール語を使わない(使えない)状況が、カンボジアの悲劇を際立たせているような気がする。(著者がクメール語を使えるか否かは、まだ知らないし、マーケットの問題もあるだろうが。) これから暫く忙しいのだけれども、時間を作って読んでみよう。

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今更ながらではあるが購入した本

本名純著『民主化のパラドックス—インドネシアにみるアジア政治の深層』岩波書店、2013年。[ISBN-978-4-00-024867-9] 千野境子著『インドネシア9・30クーデターの謎を解く—スカルノ、スハルト、CIA、毛沢東の影』草思社、2013年。[ISBN: 978-4-7942-2006-6]  

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The Act of Killing

書くのを忘れていたけれども、インドネシアの9月30日事件に関係する映画が公開されている。『アクト・オブ・キリング(The Act of Killing)』だ。詳しくは WEBで、ということではあるのだが、奇妙なドキュメンタリーという意味でも面白いかもしれない。インドネシアに興味がない他人でも楽しめると思う。

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頂いた本

1965年9月30日深夜、というよりも10月1日未明に起きた「国軍左派によるクーデタ未遂事件」とされる事件について。僕の研究テーマでもある。書評書かんといかんかな? 倉沢愛子著『9・30 世界を震撼させた日〜インドネシア政変の真相と波紋』岩波書店、2014年。[ISBN: 978-4-00-029128-6]

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emacs-24.3 + migemo

emacsを24.3に上げたら、(c)migemoによるインクリメンタルサーチができなくなって不便だと思ったら、ここを見たらmigemo.elを新しいものにしないといけないらしい。早速、emacs-jpにあるmigemo.elをダウンロードして、バイトコンパイルして、portageでインストールされたものと入れかえた。面倒なので手動で上書き。無事正常化した。

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