某学会で豊橋に来ている。で買っちゃった本。 Goenawan Mohamad. The “Cultural Manifesto” Affair: Literature and Politics in Indonesia in the 1960s, A Signatory’s View. Working Paper No. 45, Clayton: Center for Southeast Asian Studies, Monash University, 1988. [ISBN: 0-86746-849-1] Greg Fealy. The Release of Indonesia’s Political Prisoners: Domestic Versus Foreign Policy, 1975-1979. Working Paper No. 94, Clayton: Center for Southeast Asian Studies, Monash University, 1995. [ISBN: 0-7326-0878-3] Rob Goodfellow. Api Dalam Sekam: The New Order and the Ideology of Anti-Cummunism. Working Paper No. 95, Clayton: Center for Southeast Asian Studies, Monash University, 1995. [ISBN: 0-7326-0635-7] Rex Mortimer. The Indonesian Communist Party and Land Reform 1959-1965. Monash Papers on Southeast Asia, No. 1, Clayton: Center for Southeast […]
Read More昨年末のエントリ(発禁)で書いたように、John Roosa著 Pretext for Mass Murder: The September 30th Movement and Suharto’s Coup d’Etat in Indonesia のインドネシア語版が発禁になっている。今更ながら気付いたのだが、これに対して著者は自らのブログでインドネシア語版 Dalih Pembunuhan Massal: Gerakan 30 September dan Kudeta Suharto をPDFで配布している。 PDFファイルが手に入るのは個人的には嬉しいのだけれど、事情が事情だけに全く喜べない。
Read Moreジャワの東端バニュワンギという地方に伝わる Genjer Genjer という民謡がある。かつて Lilis Soeryani という歌手が歌い大ヒットした以外に、1960年代にはインドネシア共産党傘下の女性団体(Gerwani)とか農民団体(BTI)などが抑圧される農民の歌として盛んに歌った。そのため、1965年以降の共産党狩り、共産主義からインドネシア共和国を「救った」ことをその正統性の一つとするスハルト政権下では、「共産主義の歌」という烙印を押され長らく「忘却」されていた。 1998年以降、歴史の見直しが曲りなりにも進む中で、この歌についてもあちこちで触れられるようになった。Lilis Soeryani の CD はないようなのだが、おそらくカセットかアナログ・ディスクから採ったmp3音源はネットに転がっている。1960年代に殺された左派女学生が化けて出て復讐するというB級ホラー映画 Lentera Merah にも使われている。 この歌を Dengue Fever というバンドがカバーした。40 Years of Silence: An Indonesian Tragedyという映画の挿入歌らしい。
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