色々なところに注文していた色々なものが届いた。 まずは、amazon.comから届いたDVD。 40 Years of Silence: An Indonesian Tragedy. Director: Robert Elson. Elemental Production. Official Siteもある。1965年の9月30日事件のあとに起きた虐殺を扱った作品。ようやくDVD化、そして入手できた。
Read Moreそんなこんなで五月雨式に本などが届く。 古川隆久『戦時下の日本映画―人々は国策映画を見たか―』吉川弘文館、2003年。[ISBN: 4-642-07795-2] 剣持久木『記憶の中のファシズム―「火の十字軍」とフランス現代史』講談社、2008年。[ISBN: 978-4-06-258409-8] フランスにおけるファシズムの記憶というトピックは、スハルト体制以降のインドネシアにおける共産党関係者(とされる人)と共産主義の記憶を考える際に、非常に参考になる。おおよそ全国民が一体となってナチズムに走り、また敗戦後はまたおおよそ一体になってその過去を問い直した(問い直そうとした)ドイツよりも事情が複雑であるからかもしれない。もちろんドイツ語よりはフランス語の方がまだ親しみがあるという個人的事情もあるかもしれないけど。
Read More何をどうしたのか、太平洋戦争中のインドネシアにおける日本のプロパガンダ・フィルムについて調べることになったので、買ってみた。 岩本憲児編『映画と「大東亜共栄圏」(日本映画史叢書2)』森話社、2004年。[ISBN: 4-916087-45-3]
Read More四方田犬彦が数年前から取り組んでいた東南アジアのホラー映画に関する論考がようやく出版されるらしい。 帰国したら早速購入してみよう。 東南アジア研究者の枠外からこうした試みがなされることは素晴しい。逆に東南アジア研究者の側でこうした試みになにかしらの対応ができるだろうか。
Read Moreどうやらちょっと気合を入れたつもりのKamus Besarシリーズは好評ではないようだ。よって打ち切りかな。EPWING化までやろうかと思ってたけど。気が変ったらやるかも。 そんなことより、exblog ガドカドで知ったんだけど、ジャカルタ、チキニにのTIMにあるKineforumで古い映画を放映しているのだが、悪名高い Pengkhianatan G30S/PKIが一番人気だという…。元記事はGatra。ふ〜ん。 かつて1997年までは、9月30日の夜に必ず放映されていたが、その後テレビ放映はされていない。VCDも入手難だ。1990年ごろ以降に生れた若者にとっては何か新鮮なクラッシック・ムービーという受け取られ方なのか、自分の国の遠い昔の怖い話なんて思っているのかなぁ…。Gatraでこの映画をドキュメンタリー映画としているのはまた別の意味で問題なんだが、今敢えてこの映画を見ている人は何故にそしてどういった心持ちで見ているのかな?
Read More