Kamus Besar Bahasa Indonesia (インドネシア語大辞典、以下KBBI)の第3版にもとづいたデータベースがWebで公開され検索できるという話は昨年2月に書いた。更に、先月は出たばかりの第4版を買ったことも記した。 第4版の前書きによると、第3版でおおよそ78,000だった見出し(lema)が90,049に増えたという。見出しのうち、親項目(lema pokok)が41,250、追込項目(sublema)が48,799だそうだ。(ちなみに親項目、追込項目という用語は広辞苑第5版の凡例から取った。) そこで浮かんだのが、Web版は、第3版の見出し項目全てを網羅していないことは分かっている(例えばA(2)が欠落している)のだが、どれくらい欠落しているだろうかという疑問だ。Web版では親項目のみで引けるので、一方で書籍の78,000の見出しのうち親項目の数を調べて、他方で、スクリプトでも書いてWeb版から親項目のリストを引っこ抜いて数えて比較すれば良い。で、第3版の前書きを見ようと思ったら、ない。第2版はあるのだけれども、第3版が手元にない。どこに行ってしまったのか?誰か持っている人がいたら、前書き見て教えてください…。 Web版から調べた見出し親項目の数は、35,975。第4版の数から類推して、それほど欠落はしてなさそうだが、親項目と追込項目の比率が同じとも限らないのでやはり分からない…。これ以上やるには、Web版から追込項目まで含めた数を出すことだが、今日はそんな気力はなかった。
Read More9日はインドネシアで総選挙があった。選挙分析とかは不得意分野なのであまり語りたくないし、語れないのだが、今回の選挙で(悪い意味で)一番注目していたのは、Gerindraがどこまで票を伸ばすか、だった。 まだ結果は出ていないが、幾つかの調査機関のQuick Countがウェブ上で(例えばDetik.comで)見れる。 現時点で、おおよそ民主党が20%、ゴルカルとPDI-Pが14%でトップ・スリー。ゴルカルはそれほどコケなかった。流石と言うべきか。Gerindraは調査によって幅があるが、4〜5%。Ken-Kenのところで話題になった、おおよそ5%獲得というのは現実味のある話になった。やっぱり、duit berbicara なのかなぁ。Gerindraが連立の鍵となるのは嫌って言っても仕方がないけど、嫌になる。
Read More数週間前に友人から勧められて、amazonに注文した本が今日届いた。安かったのでカミさんにと、一緒に頼んだヨガマット用バッグはとうに届いていたのだが…。柴田先生の(訳)本は良く売れているのだろう。 デニス・ジョンソン(柴田元幸訳)『ジーザス・サン』白水社、2009年。[ISBN: 978-4-560-09001-5] 柴田元幸、高橋源一郎『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』河出書房新社、2009年。[ISBN: 978-4-309-12917-8]
Read More先日、上京した際、二人の友人から本を頂いた。 I Wayang Badrika. Sejarah Nasional Indonesia dan Umum SMA jilid 1 untuk Kelas X (Kurikulum 2004 berbasis Kompetensi). Jakarta: Erlangga, 2004. [ISBN: 979-741-086-2] I Wayang Badrika. Sejarah Nasional Indonesia dan Umum SMA jilid 2 untuk Kelas XI: Program Ilmu Sosial dan Bahasa (Kurikulum 2004 berbasis Kompetensi). Jakarta: Erlangga, 2004. [ISBN: 979-741-087-0] I Wayang Badrika. Sejarah Nasional Indonesia dan Umum SMA jilid 3 untuk Kelas XII: Program Ilmu Sosial dan Bahasa (Kurikulum 2004 berbasis Kompetensi). Jakarta: Erlangga, 2004. [ISBN: 979-741-088-9 これらは、焚書騒ぎにまでなった2004年カリキュラムに基いたインドネシアの高校歴史教科書。 もう一冊は訳者から。 ポール・ニザン/ジャン・ルオー(小野正嗣/北代美和子訳)『アデン、アラビア/名誉の戦場』(池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-10)、河出書房新社、2008年。[ISBN: 978-4-309-70950-5] この世界文学全集、売れてるみたいですね。
Read More書籍以外に買ったもの。 まずは、音楽CD。お気に入りのインドネシアン(バリニーズ)・パンク・バンド、Superman is deadがニューアルバムを出していたので、ゲット。 Superman is dead, Angels and the Outsiders! Sony Music Entertainment Indonesia, 2009. DVDは、Nia Dinata のコレクションが出ていたので、散々迷った末に購入。 The Nia Dinata Collection. EZY Enttertainment, 2008. 含まれているディスクは以下の通り。購入に踏み切らせたのは 1 の Ca-bau-kan。VCDは持っていたが、DVDが欲しかった。 Ca-bau-kan. Arisan! Berbagi Suami. Perempuan Punya Cerita. Arisan! Original Soundtrack. (bonus music CD)
Read Moreもはやどこでどれを買ったのか覚えていないものもあるので、ずらーっと。
Read Moreインドネシア滞在もあと一週間。最後の猛烈ダッシュをかまさないといけない。 本もぼちぼち買っているのだが、知人宅に預けたりしていて未整理。とりあえず情報のあるものから。 Tshwirul Afkar: Journal Refleksi Pemikiran Keagamaan & Kebudayaan. No.24 Tahun 2008 (Gerak Ulama & Politik Agraria). [ISSN: 1410-9166] Seno Gumira Ajidarima. Sebuah Pertanyaan untuk Cinta. Jakarta: Gramedia, 1996. [ISBN: 978-979-655-125-5] Bakdi Sumano. Sri Sumarah, Pariyem dan Bu Bei. Yogyakarta: Kepel Press, 2008. [ISBN: 978-979-3075-23-5] Ahmad Tohari. Senyum Karyamin. Jakarta: Gramedia, 2001. [ISBN: 979-403-603-X] Sunardian Wirodono. Syai Penjang Aceh. Jogjakarta: DIVA Press, 2009. [ISBN: 979-963-656-6] 一冊目のAfkarは、かつて(左派主導の)農地改革運動のなかで、大土地所有者として左派農民運動の敵だったキヤイが今農地改革を語るというので、楽しみだっただが、どうやら60年代のそのことにはほとんど触れていないのは残念。農村調査とか農地政策とか僕個人の研究にはならないと思う(し、そのような訓練も受けていない)ので、その筋の方がやってくれないかと思っている。本当は、インドネシアの側から60年代の運動もふくめてガチッとした研究が出てくると良いのだろうけれども。
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